小学生のうっかりミス第1位といっても過言ではないのがそう、 「単位」の付け忘れです。
「別になくても良いよね?数字が合ってるんだし。」
なんて言われるのをよく耳にします。
ですが!
実は「単位」ってすごく大切なんです。
単位があって初めて物や距離を数えることができます。
そして「単位」は同じもの同士でしか計算できません。
例えば足し算や引き算。
『4(個)+7(m)』という計算はできないのです。
『3(km)-500(m)』も『3000(m)-500(m)』と
同じ長さでも単位をそろえることで、初めて計算ができるようになるのです。
そしてかけ算やわり算には実は隠れた秘密が。
例えば『60(km)』と『20(km/時)』の場合
分数に直して、 ×を分子に、÷を分母において考えてみてください。
かけ算にすると分子に(km)×(km)、 分母に(時間)が残ってしまいます。
しかし…
わり算にすると分子が(km)×(時間)、 分母に(km)、 分子と分母の(km)を
約分することで、残る単位は(時間)だけになります。
実は速さの公式を覚えてなくても、 単位を見れば式を作れるようになっているんですね。
これは中学理科にも応用できます。
例えば圧力を表す『(N/㎡)』という単位があります。
これは「力の大きさを、面積で割りましょう、その時に面積の単位を㎡に直すのを忘れないように!」
と単位が教えてくれているのです!
文章問題が苦手な人は、 まず、「単位」をよく見る癖をつけてみてください。
それだけで式を立てるのが楽になるはずです!
2024.6.1
【勉強アドバイス】単位が大切なワケ!